市原市議会議員 さいとう武士のブログ

市原市の小中学校でも給食費無償化を

昨日は教育民生常任委員会において、今定例会で付託された議案6件、継続審査となっていた請願(「給食費無償化 に向けた財政措置を求める」)1件、そして「こども食堂に対する支援について」の所管事務調査を行いました。

今回、特に注目すべきは「給食費無償化に向けた財政措置を求める請願」が採択されたことです。

前回の審査では、市民クラブと共産党が賛成し、他会派は継続審査としましたが、今回は以下の結果となりました。

⭕️ 賛成:市民クラブ、自民党、共産党
❌ 反対:公明党、いちはら奏会

これにより、請願は採択すべきものと決しました。

私は、今年9月の第3回定例会・代表質問の中で、次のように発言しました。

「本来であれば、給食費の無償化は国が行うべき事業であり、それを地方自治体の判断に任せている現状がおかしいとは思いますが、国がやってくれないのであれば、市として給食の無償化を考えていくべきではないでしょうか」

私は 市原市議会議員 として、「国がやるべきことだから市は関係ない」と市民の皆さんに胸を張って言うことはできません。

もちろん、財源の確保が難しい中で、いきなり完全無償化を実現するのは簡単ではありません。
ですが、請願内容にもあるように「段階的に」進めていくことは可能だと考えています。

たとえば…

・ひとり親家庭のみを対象に無償化
・受験を控えた中学3年生のみを対象に無償化

といったように、他の事業に影響を与えない範囲で財源を捻出し、小さな一歩から前進していく姿勢が大切だと思います。

「ゼロ(やらない)」か「100(完全無償化)」かという極端な議論ではなく、
どうやったら実現できるのかを考える議会・執行部であってほしいと、私は強く願っています。

給食費の無償化は、いずれ国が本格的に取り組む時が来ると思います。
ですが、子育てしやすい街「いちはら」として、国に先んじて一歩でも前へ進めるよう、今後も全力で取り組んでまいります。

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