市原市議会議員 さいとう武士のブログ

教育民生常任委員会 行政視察

昨日までの一泊二日で、教育民生常任委員会の行政視察に行ってまいりました。

初日は福岡県大野城市を訪れ、こども食堂の取り組みについて学ばせていただきました。

大野城市のこども食堂は、NPO法人チャイルドケアセンターが中心となり、それを行政が支援する形で運営されています。活動の内容は「こども食堂」という枠を超え、子どもから高齢者までが自然と集まる、地域の居場所として機能していました。

食事の提供にとどまらず、世代間交流を促す場となっており、地域のつながりを育む拠点として大きな役割を果たしています。

「こども食堂」という言葉に、貧困などのマイナスイメージを抱く方が少なくない中で、大野城市の取り組みはそのイメージを大きく覆し、地域福祉の先進事例としてとても印象的でした。

市原市においても、こうした民間団体との連携によって、地域全体で支え合う体制を整え、温かく開かれた場を増やしていけたらと思います。

二日目は、佐賀県伊万里市の市民図書館を視察しました。

伊万里市では「市立図書館」ではなく「市民図書館」として、行政と市民が協働しながら運営するという、全国でも珍しいスタイルが取られています。

児童向けイベントスペースや学習支援、高齢者向けの音声図書サービスなど、子どもから高齢者まで幅広い世代が快適に利用できる環境が整っており、「誰にとっても居心地のよい図書館」を目指す姿勢が随所に感じられました。

市原市においても、住民が主体的に関わる図書館づくりを検討し、地域に根ざした図書館運営を進めていければと考えています。

今回は通常よりも短い一泊二日という日程でしたが、非常に中身の濃い視察となりました。受け入れてくださった各自治体の皆さまに心より感謝申し上げます。

PAGE TOP