『中田敦彦のYouTube大学』で、吉村代表とあっちゃんの対談動画を観ました。選挙の前にこれを発信できてたら、選挙結果もかなり変わってたんじゃないかなぁ…。
正直なところ、あっちゃんの言う通り、維新は本当に発信が下手だと思います。もちろん自分も含めて、他の政党と比べてもまだまだ未熟なところが多いと感じています。
やっぱり橋下さんは、その点が天才的に上手かった。だからこそ千葉に住んでいる私ですら、維新のファンになったわけです。
この動画では、維新という政党の考え方が非常にわかりやすく語られていて、「ああ、これが伝わればもっと支持が広がるのに」と何度もうなずきながら観ていました。
簡単に言えば、維新は「既得権益を壊すことで、増税や国債発行(つまり借金)に頼らず財源を生み出そう」という考え方――無借金改革です。そのためには、中央集権型の統治構造を見直し、道州制=地方分権を進めていくべきだという立場です。
中央集権の弊害として最たるものが、既得権益、つまり特権の存在。そしてその特権を支えているのが「企業団体からの政治献金」です。
政権与党にお金と票を渡すことで、特定の業界に有利なルールが作られてしまう。この構造が、日本でライドシェアが普及しなかったり、社会保険料が下がらない大きな原因です。
だからこそ、統治のあり方を変えなければいけない。大阪都構想や大阪副首都構想というのは、あくまでもその第一歩にすぎないというわけです。
こうした維新の基本的な思想を、あっちゃんがとてもわかりやすく説明してくれています。
もちろん、歴史的に見れば戦後の高度経済成長期には、中央集権的な政策がインフラ整備や産業の育成に一定の役割を果たしてきました。でも今のように社会が成熟し、地域ごとに課題やニーズが多様化する時代には、むしろ地方が主体となって動ける体制の方が合理的だという考え方が広がっています。
地域ごとの特色を活かし、自主性を持って政策を進めていくことが、地域経済の活性化、そして日本全体の成長にもつながる――。
そんな未来を見据えて、維新は動いているんだということが、この動画を観るとよくわかります。
あれこれ書きましたが、やっぱり実際に動画を観ていただくのが一番。まだ観ていない方は、ぜひご覧になってみてください。
これは間違いなく“神回”です。