昨晩、突然妻から「千奈ちゃんに花を手向けたい」といわれたので、急遽予定をすべてキャンセルして、川崎幼稚園に行くことに。行って千奈ちゃんのご冥福をお祈りしたいという想いと、この悲しい事件を忘れないためにも、事件の起きた現場を見ておきたいと思ったのが理由です。

高速を使っても片道で３時間半ほどかかりましたが、１歳９ヶ月の娘は特段グズることもなく、車内でおとなしく座っていました。いま思っても本当に不思議です。いつもなら長時間チャイルドシートに座っていられない子なので。

川崎幼稚園はとても綺麗な幼稚園でした。来園者用の駐車場はしっかりと舗装されていて、園庭は人工芝が敷き詰められ、設置されている遊具もピカピカで、清潔感のある幼稚園といった感じでした。

お休みになっていることもあってか、駐車場には車がほとんど止まっておらず、私たちの後から入ってきた車は、私たちが献花し終えた後も降りてこなかったので、おそらく園の職員の方だったんじゃないかと思います。

献花台はバスを停めている駐車場(園施設からは離れたところにある）から、園庭へと移動されておりました。献花台にはたくさんの飲み物やお菓子が所狭しと並べられていて、空いているところに持参したお菓子やジュース、そしてお花を置いて、手を合わせて千奈ちゃんが安らかに眠れるように祈りました。

妻が嗚咽を漏らしながら泣いている姿を、娘は不思議そうに、そして少し不安げな様子で見つめていました。普段と違う様子だったこともあってか、娘が遊具で遊ぼうとしたのを止めたときも、おとなしく言う事を聞いてくれました。

もしバスの窓が装飾されておらず、外から車内が見える状態にあったなら、千奈ちゃんは助かったかもしれません。バスの停まっている駐車場の周りは、民家もありますし、何よりすぐ隣が牧之原市の駐車場なんですよね・・・。きっと千奈ちゃんが車の中で苦しんでいた時、近くを通っていた人はいたはずです。本当に悔しいです・・・。