市原市議会議員 さいとう武士のブログ

怒らない日本人

最近、街頭演説で高額の議員報酬について触れさせてもらうことが多いです。と、同時に反響が大きいのも、議員報酬を含めた政治家の特権というべき部分です。それだけ有権者の皆さんからすれば、納得がいかないという思いなのかもしれません。

近頃はいろんなものが高くなりましたが、物価上昇に比べて賃金はほとんど上がらずにおります。本来であれば、これを異常な事態だと考えるべきなんですが、政府与党はなんだかんだと口にはするものの、結局はたいしたことをしてませんね・・・。

それでも日本人は怒らない・・・文句は言っても怒らないんです。「怒ってるよ!」という方もいるかもしれませんが、世界的に見たら不満を感じてる程度にしか映りません。それは怒ってるうちに入らないんです。

 

フランスでは年金の支給開始年齢を62歳から64歳に引き上げるとした年金制度改革案に反対するデモが先日行われましたが、その参加者はなんと112万人にも上ったそうです・・・。2年引き上げることに、112万人も声をあげて行動する・・・これが怒りの意思表示だと思います。

別にデモをやれということではありません。ただ、私たちが自分らの意思表示をする手段って限られていますので、ちゃんと声をあげていくというのは本当に大切なことなんです。何もしないというのが一番の悪手だと思います。

 

デモという意思表示の手段の是非はともかく、我が国では『投票』という明確な意思表示の手段が存在し、これが一番効果の高い手段でもあるわけです。

ところが日本人は選挙に行くのが嫌い(?)です。せっかくの日曜日を選挙に行って時間を費やしたくないという方もいらっしゃるんでしょうが、期日前投票だってあるのに、それすら行きません。

日本の国政選挙の投票率は世界139位 53%強 (2021年)と、かなり低い投票率となっています。これが地方選挙になると、さらに低くなって30%台の地域なども見受けられます。(2019年の市原市議会議員選挙は41.59%でした)

これで「怒ってるんだ!」と言われても、海外の人々からすれば鼻で笑われてしまうかと思います。

多数決は民主主義の原則ですから、より票を多く集める候補者や政党がチカラを持ち、彼らの主張が社会に反映されていくわけです。「自分たちは怒っている」と不平や不満を自宅や居酒屋などで愚痴ったところで、何も変わることはありません。現状に対して不満があるなら選挙で変えていきましょう。

真に怒りを感じているなら、今の世はおかしいと思うなら、それを変えてくれると思う者に、こいつなら信頼できそうだと、そう思える者に票を投じてください。投票という行為によって、世の中は確実に良くなっていきます。キツイ言い方をすれば、それを放棄する人間に文句を言う資格はありません。

 

自分たちが暮らす社会ですから、自分たちの手で良くして行こうじゃありませんか。そのためにも、おかしいと思うことにはしっかりと怒りの意思表示(投票)をしてまいりましょう。皆がそういった想いで選挙に参加すれば、地域や国はもっともっと良くなっていくはずです。

そして、その中の選択肢の一つとして、私たち日本維新の会をお考えいただけたら幸いです。

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