市原市議会議員 さいとう武士のブログ

「先生」と呼ぶことについて

Twitter にて「先生と呼んでいいのか?」「先生と呼ぶのは良くない」といったご指摘を複数いただきましたが、私にとって石井あきら先生は『先生』以外の何ものでもありません。師事する相手を先生と呼ぶことに何の問題があるのでしょうか?

おそらく先日の大阪府議会の決定を受けてのことなんでしょうが、そもそも「先生」と呼ばれることで『自分は特別だ』と勘違いするような方に師事したりしません。ですから、私は今後も石井あきら先生とお呼びするつもりです。将来的にお年を召した先生が、政界を引退されたとしても「石井あきら」が私にとって生涯「先生」であることに変わりはないです。

当然ですが、議員=先生だとは微塵にも思っておりません。議員どころか医者であれ弁護士であれ、先生と呼ぶのは呼ぶに値するだけの方のみです。私にとっては自分の病気や怪我を治してくれるのが「先生」です。だからしっかりと診察しない医者は先生だと思いません。依頼者の利益のために動いてくれる弁護士が「先生」です。だから動きが悪く使えない弁護士は先生だと思いません。多かれ少なかれ皆さんも同じような感じではないでしょうか。

つまり「先生」という呼称は職業や職種に基づくものではなく、呼ぶ人間と呼ばれる人間との関係に依拠しているんだと思います。ですから、先生と呼ぶに値する政治家が周囲に居なければ「議員を先生と呼ぶのはおかしい」と感じるのも当然のことかと思います。

とはいえ、他人が誰をどのように呼ぼうと、それは当事者及び関係者間の問題であって、無関係の者がそれに異を唱えるのもおかしな話です。もし本当に「先生」と呼ばれることで『自分は特別だ』と思うような議員がいるのだとしたら、それは呼称の問題云々よりも、そんな者が議員バッジをつけていることの方が、遥かに大きな問題なのではないでしょうか?

私はそう思います。

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